きょうの健康6月号に慢性陰嚢痛の治療が掲載されました

慢性陰嚢痛は「両側もしくは片側の精巣の痛みが3ヶ月以上にわたって、連続的にもしくは間欠的に続く状態」と定義されています。実際の症状としては、精巣の鈍痛や違和感がしばしばおこり、悪化すると触れただけでも激痛を生じるまでになります。

 

 

当科では内服治療の効果がなかった方に対して顕微鏡下で精巣の痛みの神経を取り除く、いわゆる顕微鏡下精索徐神経術:MDSCを行なっています。この方法だと睾丸を摘除することなく約7割で痛みが完全消失し、約2割は半分以下におさまりました。また9割の方が術前の薬物療法を中止できました。

詳しくは当科のMDSCについてのページをご覧ください。