タダラフィルの研究論文が泌尿器外科に掲載されました

前立腺肥大症と勃起障害を合併した方に対して、タダラフィル(ザルティア)を連日投与したところ、テストステロンが上昇しQuality of life(QOL)が改善したという論文です。

下部尿路症状(LUTS)と勃起障害(ED)を合併している方は、メタボリック症候群や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の罹患率も高くなり、それに引き続く心血管疾患(CVD)リスクが高まっていると報告されています。タダラフィルの連日投与は、排尿と性機能の改善のみならず、男性更年期症状や精神的な部分でもベネフィットがあるかもしれません。今回の研究は、そのような視点で検討した結果をまとめてみました。